こんちわ藤堂 璻鸞です。
今回はここ一年間の愛用ファンデ。シャネルのリキッドセラムファンデーションのご紹介。
シャネル サブリマージュ レサンス ドゥ タン
■シャネル サブリマージュ レサンス ドゥ タン 40ml 全6色 20,900(税込)
「おいおい、2万円超えてるのかよ」となるかもしれませんが、これ22年の夏ごろに値上げしたんですよね。値上げ前は19,250円でした。
しかも大抵のファンデが30mlのところ、10ml多く入ってますし、しっかりした専用のブラシも付属してます。
なので、案外法外な値段というわけでもないんじゃないかと思います。
サブリマージュというとシャネルのスキンケアでは一番ランクが高く、エイジングにも対応したラインなのですが、そのラインから出たセラム(美容液)ファンデーションという位置付けです。
サブリマージュラインの特徴は”ヴァニラ プラニフォリア”という、希少で特別な品種から得たアンフルラージュオイルを採用しているのがポイントとなっているところです。
ヴァニラ プラニフォリア アンフルラージュオイル
ちなみに希少な品種ではありますが、ヴァニラ プラニフォリアはアイスクリームをはじめお菓子から香水まで香料に至るまで、甘い香りの香料として用いられてる身近なあの「バニラ」の仲間です。なんだか高級品ではあるけど親しみが湧きますね。
さて、商品説明にあった「ヴァニラ プラニフォリア アンフルラージュオイル」という単語が気になり、調べてみました。
初見ではどこで区切るのかも分からなかったこの言葉。
“ヴァニラ プラニフォリア”と”アンフルラージュ”が組み合わさっているのですが、とりあえず「アンフルラージュとは?」で調べてみました。
アンフルラージュとは
WikipediaによるとアンフルラージュとはEnfleurageというフランス語で、古くから行われてきた油脂(脱臭・生成された豚の脂肪ラード)を利用して花から香料を抽出する方法。ということ。
■簡単に要点をまとめると。
- アンフルラージュは室温で行う冷浸法と、熱を加える温浸法の2種類がある。一般的なのは冷浸法。
- そのどちらも殆ど手仕事による作業
- 油脂の上に対象の花を並べて、花の香りを1~3日程度そのままにして油脂に移す。
- 古くなった花は取り除いて、花を新しいのと交換。香りが十分なレベルになるまで工程を繰り返し。
- 2-3kgの生花に対して豚の脂肪ラード1kgを使用する
- エタノールやアルコールを使って油脂から香料を抽出。
- 抽出後に乾燥させて、溶媒として使用したエタノールやアルコールを揮発させて完成。
だからコストも高くなる(これなら当然ですよ…)
なので、今ではほどんどやらない製法みたいです。
そのオイルを配合してるサブリマージュ、高くて当然。これは仕方ない。
アンフルラージュのメリット
んで、何がいいのかというと、
花の成分や色素を損なわずにエキスを抽出できるから、花の繊細な香りをそのままに感じることが出来る香料となるってこと。
花の良い香りをそのまま感じれるって凄いよね。リラックスやストレス解消にも良さそう!
というわけで長くなっちゃいましたけど、こちらを購入以来スタメンファンデというか、これだけを使ってます。
質感と使い心地
一番気に入っているのはテクスチャですね。
流れないくらいの緩さ、なのに超薄付き。ブラシを使うと仕上げが早いです。
以前POLAのファンデーションブラシの記事でも書きましたけど、ブラシ使うとファンデ塗るの時間がすごく短くて済むのです。
丁寧にやるのが一段ですけど、時間ない時でもささっと伸ばして完成できる…
超薄付きですけど、シミもまぁまぁ隠れます。
気になるところは重ねることもありますが、本当にナチュラルに仕上がります。(好き)
工程としてはシャパシャパするような感触のファンデを1プッシュ分頬骨から上を中心に塗って、全体的に色ムラを整え、ティッシュで油分を抑えて終了です。(次のフェイスパウダーを叩く工程に移ります)
なんていうかリキッドなのに使用感がとても軽く、不思議と気持ちいいです。
使用量も1回ぽちょっとするだけ。それだけでほぼ1回分です。(ケチってるんじゃなくてそれ以上出しても余るんです)。
最近はファンデを顔の外周まできっちり塗らず、頬骨から上の顔の中心だけにちょっと塗って顔色の調整をするという使い方だからかもしれませんが…
個人的なことですけど、特に近年のメイクは
頬骨から上(顔面の上半分)が中心で、しかも顔の外周までしっかり塗るってことをしなくなり、艶肌ファンデで肌をツヤツヤに!と、いうよりは
「マスクを取っても全体的に割と自然な感じで生々しい色ムラをなくして整える」という風なイメージの化粧の仕方になっています。
シミは、全部完全に隠れるという訳ではないので、
隠しきれないシミはそこだけ上から重ねるか、フェイスパウダーやらなんやらで誤魔化しています。(コンシーラーをうまく使えるようになりたいですね)
生気を出していくとか、ツヤツヤ感はチークとかハイライトでもできると思うし…身だしなみとしての化粧感は欲しいですが厚塗りにはなりたくない。できれば透明感の方が欲しいですからね。
なお、メイクを落としても肌の負担を感じません。そこはさすがセラムファンデーション。
付属ブラシ
あと、この付属ブラシが結構いいんですよ。オマケっぽくないちゃんとしたサイズでしっかりした作り。型押しのロゴ入りカバーもついてます。
あと円錐形の毛先にひと工夫あると思います。
毛は合成繊維ですが、あたりは柔らかい。最近は下手な天然毛よりもよほどチクチクしない良いブラシ多いですよね!
毛量も多く、密度がすごいです。
伸ばすときは面として使い、小鼻のきわや目頭というか鼻根のあたり(Tゾーンで言う「 の部分)といった顔面の凹凸部分にも尖っていで対応できるっていう…
そして合成繊維だから、洗う時もそこまで気を使わなくてもいい!
香り
香りはサブリマージュラインの共通の香りです。結構好き。
シャネルは香水も有名なのに香りがそこまで強くないのがいいですねぇ。
しばらくすると消えます。
個人的にはレベージュのリキッド(持ってたものではアンベリスールベルミン)の香りが好きで、美容部員さんにあの香りの香水ないですか?って聞いたことあります。
造りとか使い勝手とか
他にジャータイプで同じくブラシ付きのクリームタイプもありますが、こちらはリキッドであり単純に比較はできないとはいえ、たくさん入ってる分こちらの方が1mlあたりの単価としては安いです。
そしてポンプ式なのでジャータイプと比べて空気に触れる面が少ないために劣化しにくく、取り落としても悲劇が起こりにくい等扱いが楽そうなのはいいところかなと思います。
現在は購入1年くらいですが、4分の1が減ったくらいなのかなー?ってところです。
とにかく外から残量のラインが見えづらいボトルです。劣化しにくいボトルと言っても液体だから早く使い切りたいのですけどね。
これから暖かくなってくる時期ですし、外出も増えるので消費量も上がっていくと思います。
注意点としてはUVカット機能はありません。これ単体で使うという場面は考え辛いので問題はないと思いますが…。
という訳で、おススメです!
ではまた!