こんちわ、藤堂 璻鸞です。
キャロットクラブ2022年度の追加・再募集の受付が来週から開始されます。
今回のスケジュールは
- 4月5日(水) 募集馬カタログ電子版/PDF版、募集馬動画、最新の調教動画を公開。
- 4月6日(木) (正午)追加/再募集の受付開始。
- 4月11日(火) (正午)追加/再募集の受付締切。
- 4月13日(木) (夕刻)ホームページメッセージ機能にて抽選結果の発表。
という流れとなってます。
会員同志の皆様におかれましても検討されている最中かと思います。改めてラインナップです
- 再募集
- コナブリュワーズの21
- 関東入厩馬
- ネオフレグランスの21
- エイコンドライトの21
- マルケッサの21
- (外)ノイエルの21
- 関西入厩馬
- カイゼリンの21
- アドヴェントスの21
- (外)ミスベジルの21
んで、わたしも検討しているのですが今回の募集馬全8頭のうち、マル外が東西に1頭ずつ含まれているんですね。マル外馬は母名から何者なのか?っていうのがわかりにくいので血統を調べてみました。
ノイエルの21
■(外)ノイエルの21
募集総額 8,000万円
一口価格 200,000円
- 牡
- 栗毛
- 2月5日生
- 美浦・鹿戸雄一厩舎預託予定
まずは美浦入厩の関東馬ノイエルの21について調べて見ました。
母ノイエル(Noyelles)について
母ノイエル(Noyelles)は2004年生のアイルランド産馬。
ノイエルの産駒
- 半姉 Lily’s Angel (父Dark Angel)
- アイルランドのG1(メイトロンS)2着および、その他G3勝利を含む10勝
- 全兄 マル外馬レイベリング
- 2022年の朝日杯フューチュリティS 3着
を出しています
なおレイベリングの父はフランケル(Frankle)で、今回募集馬ノイエルの21の父も同じフランケル(Frankle)
しかも兄と同じ厩舎の預託予定です。
ノイエルの血脈
母ノイエルの曾祖母のLalikaの半妹にラキオーラという輸入馬がおり、このひ孫に中日新聞杯(G3)のサトノガーネットが出ています。
高祖母(5代母)にKalilaのKalilaの半兄が名種牡馬ヴァルドロワール(Val de Loir)であり、半妹には英オークスとアイリッシュ1000ギニー勝ち馬であるValorisが出ています。
ラキオーラの子孫
ラキオーラのラインからは、海外G1馬が3頭でています。
- We Are -オペラ賞(仏G1)
- Call The Wind -カドラン賞(仏G1)
- With You -ロートシルト賞(仏G1))
このうちCall The WindはG1を6勝(ロワイヤルオーク賞(G1)2回とカドラン賞(G1)4回)している活躍馬。
そして、このCall The Windの父はフランケル(Frankle)なのですが、今回募集馬ノイエルの21の父も同じフランケル(Frankle)。
母父ドックサイダー(Docksider)
なお、募集馬の母父ドックサイダー(Docksider)に謎感があるのですが、血統はミスタープロスペクターを経ないエタン系のネイティヴダンサー系。1999年の香港マイル(当時G2)の勝ち馬です。
そしてドックサイダーの父はダイイシス(Diesis)。
このダイイシス(Diesis)はG1を2勝(ミドルパークステークス、デューハーストステークス)して、ヨーロッパの最優秀2歳牡馬となっています。
母ノイエルは17歳
今の段階でですが一つ懸念があるとしたら、母17歳時という高齢出産の産駒であること。
人間の17歳だとピチピチの女子高生ですけど、繁殖牝馬の17歳はそろそろ繁殖引退が迫る歳。高齢での産駒は、体質が弱かったりなどのリスクが高くなる傾向があるような気がします。
ただ「何歳から高齢出産なの?」っていうのは明確な定義はないですし、ダービー馬キズナのように母が20歳の時に生まれた産駒が大活躍する例もあるのでなんとも言えないところ。
とはいえ、若い繁殖の方が走る仔は期待できるとは思います。
ミスベジルの21
■(外)ミスベジルの21
募集総額 7,000万円
一口価格 175,000円
- 牡
- 鹿毛
- 4月3日生
- 栗東・高野友和厩舎預託予定
母ミスべジル(Miss Besilu)について
ミスべジル(Miss Besilu)は2011年生のアメリカ産馬。
今回の募集馬である2021年産駒をアメリカで産んだ後、American Pharoahの仔を受胎した状態で輸入され、(22年産駒は安平町産)そして23年はキズナ産駒が産まれる予定になっています。
ミスべジル(Miss Besilu)の血統
で、血統ですが、ミスべジルも良血だと思います。
ノイエルより21より近親に活躍馬が多い印象。
- 半兄 セイントリアム(Saint Liam)
- GI4勝で2005年のエクリプス賞年度代表馬・最優秀古牡馬
- 半弟 ファンタスティック(Funtastic)
- G1勝ち馬
- 甥 ガンランナー(Gun Runner)
- GI6勝・2017年のエクリプス賞年度代表馬
などがおり、姪にもGI勝ち馬が出ています。
ということで、ミスベジルの21は
「伯父にセイントリアム、従兄弟にガンランナー、父は名種牡馬イントゥミスチーフ(Into Mischief)」。
なので、このお値段も仕方ないんでしょう。
ノイエルの21と違って、母10歳時の産駒なので高齢出産には該当しないです。
ただ、ちょっと遅生まれかなぁ…というのはありますね。早い馬だと1月初旬から中旬に産まれていますので成長度合いは気になりますね。
とはいえ、遅生まれでも活躍する事例もあります。実際わたくしの出資馬シュヴァリエローズは5月の初旬という完全な遅生まれなのですが、誕生から丸2年とひと月半くらいで新馬勝ちしています。
この辺りは馬にもよるところはあるかもですね。
未知数な所こそが魅力的な外国産馬
今は字面だけで動いてる様子どころか写真すら見ていない状況なので何とも言えないのですが、持ち込み馬や外国産馬は昔から個人的には未知の可能性が魅力的に感じます。なので好きなんですよね。
日本のコース適性がなくて全然ダメ!って場合もあるので、今まで申し込みに踏み切れていないのですが…
ただ、フランケル産駒のソウルスターリングやモズアスコット、グレナディアガーズなどのように、日本適性がある持ち込み馬や外国産馬もいるので、案外リスクが少なそうって思わせる条件はそろっていると思います。
追加募集馬たち、どんな姿をしてるんでしょう?写真・動画が公開される4月5日が楽しみです!
ではまた!
※情報に関しては、クラブから許可を得て掲載しています