こんちわ藤堂 璻鸞です。
現在出資馬の現2歳世代は、キャロットクラブでバロネッサ(マルケッサの21)、シルクホースクラブでアーバンシック(エッジースタイルの21)、DMMバヌーシーでビダーヤ(サマーハの21)とシンハナーダ(シンハディーパの21)の4頭がいるのですが、この世代の先陣を切ってアーバンシックが札幌5レースで新馬デビューしました。
アーバンシック
新馬戦までの軌跡
出資馬アーバンシックは
- 父 スワーヴリチャード
- 母 エッジースタイル(母父 ハービンジャー)大叔父にディープインパクト。
- 所属は美浦の武井亮厩舎
牡馬にしてはお手頃な一口5.6万円/500口(総額2,800万円)でした。
シルクホースクラブの第1回追加募集時に当選したお馬さんで抽選倍率は実に21.5倍。シルクの実績枠での必要出資実績は869万円がボーダーラインという驚愕の数字。
追加募集ですよ?!
前年の22年一次募集は申し込みが全落ちだったので、どうせ当たらないだろうなぁと諦めの境地だったので、まさか当たっちゃうとはと驚きました。
追加募集馬だったので、育成が遅れるほどの大きなハンデを持っている(た)のかなぁ?と心配はありましたが、割とすんなり入厩し、あれよあれよと頓挫もなくデビューまで進みました。
しかしデビュー直前に問題が…。
デビュー前の近況レポート
しかし、デビュー戦に向けて初めての追い切り*をやったあたりから、コメントが何だか怪しい雰囲気に。
入厩直後
隊列を組んで走るものだとアーバンシック自身が思い込んでいて、前の馬を抜かすと言うことが分かっていない。
そしてアーバンシックが乗り手の言うことを聞いていない。
真面目に走ってるように見えて、実は自分の走りたいように走っていた。
入厩10日後
再度追い切りを行う。
前回よりマシになるも、自分から他の馬を抜かして前に出ていく気がない。
馬は全力を出してないけど、それでもなかなかいいタイムが出たので素質は相当ある。息遣いも良好。
さらに10日後、レース直前
本番で騎乗予定の横山武史騎手を乗せて追い切り。
武史騎手のコメントもさらにアレな内容…
「脚や騎座、ステッキの扶助*が効かず逆に反抗して、かなり苦労させられました」
「なかなかキャンター(駆け足)にならず、たまたま馬の気分でキャンターになっただけで良くない」
「調教パートナーが待ってくれたので追い切りができたけど、道中も集中力がなくて止めたりどこかに飛んで行きそうだったので想定のペースより速かったけど抑えずそのまま走らせた」
このままデビューしていいのかと…もう少し時間かけて教えた方がいいのではと思っていました
一方で先生はメディアの取材で
「心肺機能が半端ない」
「クラシックを意識できる」
なんてクラブのコメントを知らなければ素直に舞い上がってしまうであろう記事がネットに流れてました…
リップサービスかもしれませんが、それでもデビュー前からクラシックが意識できるなんて調教師の先生に言われたお馬さんは、私の出資馬には未だかつていませんでしたもの。嬉しいは嬉しいですよ!
初戦:札幌新馬戦
ぜひ札幌に行って見届けたかったのですが、叶わず府中の指定席で観戦しました。
スタートは出遅れまでは行かないまでも、ゆるりとゲートを出ると尻尾を高々と上げながら他馬と一緒に走っていきます。(公式のレース動画見て「えっ?!」ってなった)
道中は5番手くらいの前目を進む。尻尾の毛が短めなのもあるけどまだ尻尾を上げているように見える…
直線に入って、前を行く3頭が斜行でごちゃついてる時もそのすぐ後ろで今度は尻尾を振りながら走っているではないですか…
これはこのままの前の馬に続いて流れ込んで終わりか…!
と思ったその時、2着馬が後ろから差をつめて来たからなのかなんなのか、俄然加速すると尻尾を上げながら突き抜けゴールイン!
いやー、直後は久しぶりに末脚が切れそうな馬を持てたかと本当に嬉しかったです!!
なお、今年はこれでようやく4勝目となりました。年末までにはあと2勝して年間勝利数を更新したいところです。
レース後コメント
しばらくして、レース後の武史騎手のコメントが更新されると、ちょっと冷静になれました。
なんか物凄いキャラクターしてるわね、と(苦笑)
「普段から急に止まったり乗り手を落とそうとしてくるところがあるけど、今日は返し馬の後3回ほど立ち上がって落とそうとしてきました」
「レースはゆっくりしたスタートから道中も他の馬に合わせて走っている感じで、こちらの扶助に対して言うことを聞いている感じではなかったです」
「直線に向いてからも正直なところ勝てる感じはしなかったのですが、2着馬が伸びてくるとようやく走る気になってくれて勝つことが出来ました」
なんで勝てるの…
よく「素質だけで勝った」と言われる馬はいますが、今回の場合「馬が馬の力だけで勝った」感じがします…(普段から「人間を意識しない」らしいので、そんな印象)
帰宅してクラブホームページにUPされていた写真を見ると、「先生がパドックで長鞭持って付き添う」と言う競馬を見てきて初めて見る写真がありました。
なんで勝てるの…(二度目)
もはや面白くなって来ました(笑)
次走に向けて
…あのね、シックくんよ。ひとこといいかい?みんな集中して一生懸命走ってたのよ。尻尾あげてふざけてる?の君だけなのよ…いや、君のくれた勝ち星が嬉しくないわけがないんだ…ありがとうね。だけど、お願いだから次はもう少しちゃんとしていこうね。
本当に次回はもう少し大人になってくれとは言いません。頼むから並の2歳馬らしくなっていて欲しいです。面白いけど心配にもなりました。
武井先生、担当厩務員さん、武史騎手、今回は本当にお疲れ様でございました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。武史騎手、どうかこれに懲りずに次も乗ってくださいね…
栗毛のジンクス更新中
こう言う人って意外かもしれませんが、わたくしの出資馬には長らくほとんど栗毛馬がおりませんでした。芦毛を持った頭数の方が多かったほど…
アーバンシックくんはそんな栗毛馬として5頭目のお馬さんです。
我が家の栗毛第一号だったアストライア(未勝利)こそダメでしたが、続くファーストフォリオ(オープン馬)、セラフィックコール(3勝クラス)、今回のアーバンシックと以降は新馬勝ちが続いています。
同じく2歳にシンハナーダ(これが4頭目だった)がおります。ナーダくんにも是非栗毛のジンクスをつないで欲しいです。
ではまた!
最後に記事を
◆出資愛馬の情報の転載についてはクラブに許可を貰っています