先月27日の分配金の入金をもって、ラッシュドリーマーとラダームブランシェの引退清算が済みました…。
2頭とも足の痛みと闘い続けた競走馬生活でしたがお疲れ様、そしてありがとうと言いたいです。
以下、私の無念を綴る内容となっておりますのでご注意ください。
■ラッシュドリーマー 牡3鹿毛 Oasis Dream×ラッシュラッシーズ(Galireo)
ラッシュは馬の写真もない字だけの時点で出資を決めた程の2013年産の本命馬でした。左前脚の事はありましたが、母の父ガリレオ!父は当時で日本に数頭しか入ってきてなかった未知の欧州血統!預託先も角居厩舎で多少の事も先生の手腕できっと走らせてくれるはず…!と思わせるスケールの大きなロマンなお馬さんでした。実際は育成が始まるとたびたび件の左前足が原因で調教を休み休養、明けて3歳になって今度頓挫したらいよいよデビューが危うくなってくるというところで故障、「休ませてもまた同じことを繰り返す可能性もあり、未勝利戦があるうちにデビューできない」という判断を下され北海道を出ることなく引退となりました。なお、募集価格5000万円と馬齢をもとに算出した競走馬保険金(70%)の50%+保険の解約返戻金やその他消費税戻し分を足して1口あたり4万4,070円の返戻となっています。
ファンド解散後は乗馬になる予定との事でしたが、どこに貰われていったのか、馬術連盟等の協会に乗用馬として登録は上がってこないか探しています。一度も会えずじまいで終わってしまったことなど、色々と未練が残っているので今年募集予定と言われている半弟にはラッシュの分まで夢を託したいと思っています。(ラッシュの出資者から半弟に申し込みがあった場合に当選しやすくしてくれないですかねぇ…)
■ラダームブランシェ 牝4芦毛 チチカステナンゴ×アーデルハイト(アグネスタキオン)
ブランシェは私の1頭目の出資馬にして初勝利をプレゼントしてくれた生涯忘れられない1頭です。まさに運命の芦毛馬です。思い起こせば…実はノーブルソニックとブランシェでどっちにするかと入会をしばらく迷っていたり、入会後も追いオリーブならぬ追い出資(口数の積み増し)をするかしないかで悩んでいたら売り切れたり、母父アグネスタキオンはもう買わない!と誓ったなんてこともありました。…白くて可愛いだけで選んだことに後悔はなかったけどなかなか馬体が絞れないことや脚元の弱さにはとにかく気を揉まされ、一度はその将来を諦めたこともありました。
それでも、2戦目の低評価を覆す初勝利、驚くとともに出資者なら愛馬を信じないとダメだってことを教えられました。
結局、2戦しかできませんでしたが、1つ下の妹ロッテンマイヤーは勇躍オークスへ!というところまで来ています。その姉のブランシェにも相応のポテンシャルがあったのではないかと思っています。妹の活躍、メディアで取り上げられている記事を目にするたびに無事であったらと惜しむ気持ちが尽きません。
なお、清算としては、牧場への買戻し代金やJRAからの抹消給付金や事故見舞い金、、保険の特約などを合わせて1口あたり1万2,877円の分配がありました。
いつも微笑んでいるように見えた立ち写真と、おとなしくて人懐っこい気質や調教に行っては前向きに一生懸命走る姿勢など愛着の湧く要素をたくさん持っていた彼女、引退後はレイクヴィラFで繁殖生活を送る予定だそうですがジャパンスタッドブックのサイトでは繁殖登録がまだ上がってきていないようです。そこんところはちょっと心配ですが良い仔が産まれ、その仔ともご縁が持てる日を信じて楽しみに待ちたいと思います。(と言いつつも急な入厩でレース後に会いに行こうと考えていた矢先の引退だったせいか彼女に関しては未練が残り、未だに動画見たり写真眺めたりしています…。)今年の募集リストに父エイシンフラッシュの半妹が載っていたら検討したいと思っています(姉2頭ともが勝ち上がっていて、ロッテンマイヤーの活躍もあって多少値上がり…なんて事もありそうですが…)。
競馬場で走るのを楽しみにしていた2頭だったのでほぼ同じタイミングでの引退にはほんと愕然として、数日仕事しててもふと思い出してしまって手につかない瞬間がありました。(おかげで現在走れるのは3歳が2頭だけになってしまっています。)
そして清算まで終わってしまうと、これで本当に関わることが出来る部分が何一つなくなって彼らのタニマチもこれにて終了かと改めて感じて寂しい限りです。2頭とも幸せになってほしいと願っています。