突然ですが、馬はお好きですか?
え?コスメブログでしょ?急に何言っちゃってんの?
わたくし、実は大好きなんです馬が。もう物心ついたときにはお馬が好きになっていまして、きっかけも理由もとんと覚えがありませんのです。
ここからちょっと個人的な話になりますが、まぁ聞いていただければ幸いです。
丁度、小学生の頃にオグリキャップと武豊ブームがありました。
しかし、それがきっかけになったかはわかりません。
てっとり早く馬を見られる競馬を遠巻きに見る(越前の国には競馬を見られる術はほとんどなく、年に何度か母上の実家の名古屋に帰省した時に競馬好きな伯父さん達と一緒に中継を見てたくらいに頻度ではありました)
うちに、ファミコンでダビスタ(ダービースタリオン)がヒット、血統面からも競馬の魅力に夢中になってミホノブルボン、ビワハヤヒデ、ナリタブライアンといった名馬を追いかけながら中学時代を過ごし、中学を出たら厩務員さんになろうと思ったことも、諦めて馬術部のある私立の高校を受験しようとして学費の問題から親に反対されて一晩泣いたりなんてこともありました。
まぁ、それから時は経ち、バンギャル時代を経て大人になり、結婚してお仕事必死の時期を過ぎ…そのころにはインターネットで馬券が買えるようになっていて競馬愛が再燃、旦那氏の転勤の度に、その土地土地の競馬場や場外に連れてってもらってたり馬券を買ってみたりしてたんですけど…
やはりあたしの本分はギャンブルではなくお馬を愛でること…
このたび、馬券とはまた違ったお馬愛としてこの度一口馬主を始めちゃいました!
とはいえ、「競馬=ギャンブル」イメージは強いですよね…
でもでも、おいさんから説明させて頂きますと競馬の歴史って古典名画「ベンハー」でも出てくるように古代ローマでも戦車競馬(競技)というのがあったとのことですし、「私の馬とあなたの馬とでどっちが早いか競争しようではないか!」っていうような単純に後先勝負レベルから始まってると考えると発祥は超古いと思われます。
それから、時代は随分下って17世紀にイギリスでサラブレッドという種が生まれ、近代競馬の様式が整えられたといわれています。
日本では明治以降日清・日露戦争において日本の軍馬が西欧諸国に大きく劣っていることに驚愕・痛感した政府は、内閣直属の「馬政局」を設置して馬匹改良に着手。
その馬政局は優れた種馬を選抜育成して質の高い馬を多数生産するとともに、馬の育成・馴致・飼養技術を高めたとのことなんですが、さらなる国内における官民の馬産事業を振興するためには競馬を行って優勝劣敗の原則を馬産に導入すると共に馬券を発売して産馬界に市場の資金を流入させる必要があるとして、馬券の発売を前提とした競馬の開催を内閣に提言。
当時でも賭博行為は違法であったが競馬は「軍馬育成の国策に適う」と、桂太郎内閣は馬券の発売を黙許すという方針を決定。これにより馬券発売を伴う競馬の開催が可能となった…
といういきさつがあるみたいなんですよ。ウィキペディア先生とJRAの公式を要約するとwww
とにかく日本での洋式競馬は良い軍馬を生産するために始まったもので、実際皇室の御料牧場が輸入した種馬や母馬から重賞勝ち馬が出たこともあります。
余談ですけど、昭和天皇の時代までは競走馬生産してたわけですし、今上陛下もイギリスのエリザベス女王のように馬を持って走らせたりなんかされたらいいのになぁ…なんて思います。
そして、長くなりましたけど長年のお馬愛の迸りともおいさんの本分の具現化ともいえる、この一口馬主。
それってなんなの?って方に説明すると、現在個人で中央競馬の馬主になるには高い年収(1700万円)を2年は継続していて、有価証券・不動産・預貯金を含め7500万円以上の資産があるようなお金持ちでないとJRA(現在の競馬の興行主)の審査をクリアできません。
そこまでの条件をクリアできない普通の人たちでも馬主体験が出来るように作られてるシステムです。
法人馬主の資格を持つ企業(一口馬主クラブ)が一頭の競走馬の馬代金を40口から500口までに分割し(分割口数はクラブごとに違う)、出資会員を募る。希望者はクラブに入会し、これと思う馬(大体デビュー前の仔馬)に希望の口数(一口当たり大体2万円くらいから450万円くらいまで)出資し、エサ代や調教師のもとでトレーニングを受ける間の管理費などの諸経費の総口数で分割したものを出資口数に応じて払う。
その馬が晴れてレースに出走して優勝すれば、税金や経費を引いた後の賞金の出資口数分が配分される、という仕組みです。
正確には一口◯◯◯円の総額▲▲▲▲万円の投資ファンドを組むって形を取ってますが、投資と言うよりは相撲言うところのタニマチみたいな感じ。化粧まわしは作らないけど、お金出して応援する。
レースに優勝した時は表彰式の後に優勝馬と調教師、厩務員、騎手と馬主が記念写真を撮るんですけど、その記念撮影に抽選で参加することもできます。
結構、芸能人やスポーツ選手なんかでもやってる人は多いようで、有名どこだと草野仁さんとか…2011年版とちょっと前のものですけどこちらのブログさんでも紹介されてます。
ちなみに一昔前は、一口馬主の馬って一部の高級クラブを除いてほとんど走る馬っていなかったんですよ。
正直、出資しようとも思えなかった。
だけど、最近は去年の年末で引退するまで日本最強だったオルフェーヴルを筆頭に、つい先週だかに賞金世界一のドバイでGIレースに優勝したジェンティルドンナ、日本の短距離では敵はなく香港まで遠征してかの地でも勝ったロードカナロア、今週末にある2歳の牝だけが出走できる桜花賞の超本命ハープスターなど全部一口馬主の馬なんですよ(オルフェとジェンティルは高級クラブの馬ですが)。
日本の重賞レースで一口の馬を抜きには語れなくなってきたのでこれは入会しても楽しいかもしれないって思えたからなんです(*´∀`*)
今回、入会したのはシルクホースクラブ。
実は15年くらい前にもギャロップ(競馬雑誌)見て資料請求したことあったんですけど、今回は、あたしも出資する気で本気度が違う!
といっても、新しい世代の募集開始時期の関係からみんなが出資したいって思うような人気の馬は春には満口で残ってないので、残口のあるあえて安い馬の中から一口買うことにしました。
それがこの仔!!!!!!
アーデルハイトの12(父チチカステナンゴ×母アーデルハイト、母の父アグネスタキオン)
競走名 ラダームブランシェ
名前はフランス語で「白い貴婦人」という意味なんですって。
名前からも分かるように性別は女の子。白い毛色は芦毛(あしげ・葦毛)といいます。
何でこの仔を選んだかというと、まず血統。
おかーさんのアーデルハイトも同系列グループの一口馬主クラブで走った馬でしたが、脚元が弱く1戦するだけで引退してしまったみたいなんです。
でも、アーデルの一つ年上のお姉さんは数年前、牝馬最強クラスの強さを誇ったブエナビスタ、他にもジョワドヴィーヴルをはじめ重賞勝ち馬が兄妹に3頭、そのまたおかーさんはGI勝ちのあるビワハイジという超一流の母方の一族とフランスでGIを2勝した父の組み合わせ。
更にこのチチカステナンゴというお父さんがまた異常にかわいい顔なんですよwww
しかし、今の日本の主流血統ではないということもあり血統の偏りを防ぐ意味でも当初は期待も高く、現役時代に活躍した牝馬や活躍馬を生んでいる名繁殖牝馬などに種付けしたんですけども、残念なことに一昨年からデビューし始めた子供たちがイマイチブレイクしきらなくて未だ重賞勝ち馬が一頭も出ていないという状況なんです。
そのせいで子供たちの募集額にダイレクトアタック…
おかげで今、底値らしいんですよね…(´・д・`)こんなにかわいくて白いのに!
でも、時として名馬に値段は関係ないというのもまた事実。
しかも、脚元が弱かったおかーさんと違ってブランシェは関係者のコメントで「凄く丈夫な馬だ」と言われていたのも好材料。
彼女がデビューするのは早くて秋以降、
遅れたら来年の今頃かもしれませんが今からすごく楽しみです(*´∀`*)
競馬場まで見に行っちゃおうかなー、なんて思ってます。
■出資愛馬の情報についてはシルクホースクラブにブログ転載許可を得ています。