こんちわ、藤堂 璻鸞です。
今回はランコムさんからロングセラー美容液、ジェニフィック アドバンスNをお試しするチャンスをいただけたのでご紹介します。
ランコム ジェニフィック アドバンスト Nについて
■ランコム ジェニフィック アドバンスト N 30ml 11,990円(税込)
ランコムのジェニフィック アドバンスト Nは「美肌菌」に着目して開発された美容液です。
こちらはロングセラー商品で、実は10年前にも記事にしたことがあります。
当時は若かったためか、あんまりピンと来なかったようですね…(メーカーさんすみません)
製品のコンセプトと特徴
ジェニフィック アドバンスNは「美肌菌*」という考え方に着目した製品となっています。
「美肌菌*」とは何か?
肌の内側から輝きを引き出すことを目指し、自身の肌が持つ自然な美しさを引き立てる。というのがこの商品のコンセプトです。
ランコムが「美肌菌*」と呼ぶ1000種類以上の微生物は、その数、実に数十億にも上るとされています。
これらの微生物群(皮膚常在菌叢=マイクロバイオームとも言われます)のバランスは人それぞれ異なり、外的刺激から肌を守る、肌のバリア機能をサポートする、肌の変化に反応するなどの働きがあると言われています。
「美肌菌*」のバランスと肌の健康
また、「美肌菌*」の量とバランスは年齢や食生活、紫外線といった日常の要因や洗顔、気候の変化などによって変化するそうで、バランスが崩れると肌のバリア機能が低下し、肌が敏感になりやすくなるとのこと。
なので、肌の「美肌菌*」のバランスを維持することが、健康的で美しい肌を保つための重要な要素の一つである。ってこと。
なるほど…これもジェニフィック アドバンスNのコンセプトなのですね。
これは、確かに興味深いですね。(あんまり肌の常在菌について考えたことなかったな…)
ジェニフィック アドバンスNに含まれる成分
なお、この製品には、α-グルカンオリゴサッカリドとポリムニアンソンチホリア根汁という2種類のオリゴ糖、乳酸桿菌とビフィズス菌由来成分、さらに酵母エキスとマンノースなど、計7種類の成分が含まれているとのことです。
ランコムが「美肌菌*」について15年間研究を重ねた成果がこの製品に反映されているようです。
製品特性と使用感
テクスチャと使用順序
中身は見た感じ、少し白濁した、とろみのある液体です。
使用順はクレンジング・洗顔の後、化粧水・乳液の前にとなっています。プレ化粧水や導入化粧水の美容液版みたいな感じですかね。
使用感とベタつきについて
手のひらに出して両手を擦り合わせたのち、その手で顔に馴染ませていくと、すーっと馴染んでなくなります。ほとんどベタつきが感じられません。これは以降に使う化粧水の邪魔をしないようにってことでしょうか。
「日本人女性はベタつきが嫌いな方が多いらしく、化粧水は好きだけど乳液が苦手な人が多い」と以前、何かで見たのでこれはありがたい方多いと思います。(私もそうです。なお、海外ではそういう傾向はないらしい)
肌への変化と効果
公式HPでは「目で見て触れてわかる変化」を書いています
それらの変化として
- くすみのない輝き*1
- 溢れるような潤い
- シルクのようななめらかさ
- 押し返す弾力感
- めだたない毛穴印象*2
- 若々しいツヤ
- 細やかなキメ
などを挙げています。
使用時の肌の変化と感想
実は…私はこの製品を試す直前に医療機関専売ブランドのレチノール製品を使い始めたタイミングだったので、軽いビタミンA反応*により顔の皮膚がモロモロと剥け始めちゃってました。
このような状況だったため、この製品の「輝き」や「キメ」、「ツヤ」、「滑らかさ」については具体的に評価するのが難しかったです。
しかし、「潤い」や「弾力感」については使い心地として感じることができました。また、皮が剥けている状況だとどうしても敏感になりがちな肌でも、この製品は刺激を感じさせなかったのが印象的でした。
【余談】ビタミンA反応とは
それまでビタミンA(=レチノール)が不足していた肌に対して、意図的に補給されることによってターンオーバー(皮膚の入れ替わり)が活性化し、古い皮膚が押し出され、ちょっとずつ剥ける(はがれる)現象です。反応が起きている間は、どうしても肌のバリア機能が乱れがちになり、皮剥けの他、痒みや赤み、刺激を感じることがあります。
ジェニフィック アドバンストNの香り
香りは、「ヨーグルトと桃の香りに花が遅れて香ってくる感じ」といった印象を受けます。しかし、この製品は化粧水や乳液の前に使用する前提の設計であるため、香料が必要ない気はします。どうせ、この後化粧水とか乳液使うわけですしねぇ。
コストも下がると思うし、個人的に無香が好みなので桃?とヨーグルト香(原料臭?)だけで十分かなー。
香りの持続性
香りはそれほど強くはないですが、やや残る印象を受けます。最近は無香料の製品を使用しているので、ちょっと気になります。
繰り返しになりますけど、もし香りが花ではなく桃とヨーグルト(乳酸菌由来成分の影響?)だけだったら、良かったな。
製品のデザインと使いやすさ
このボトルのキャップは、クラリフィックと同じ仕組みで、非常に使いやすいです。
スポイトを引き抜き、上部のボタンを押すと、中身が一回分出てきます。
どれくらいが適量かを自分で計る必要がないので、スポイトに余分に吸い上げすぎたものをボトルに戻すといった失敗もありません。通常のスポイト色美容液より衛生的に使えると感じました。
スポイトの安全機能
使い終わった後にスポイトをボトルに戻し、キャップを閉め切ると、「こくっ」という感触があります。これでボトルの上部のボタンがロックされ、押せなくなるという…考えられた設計が施されています。
いやー、これ考えた人すごいですねぇ!
ロングセラーなのも納得の美容液
総括すると、直接的な効果をすぐに期待するのではなく、日々使うことで肌の基盤を整えるという地味ながら重要な役割を果たしてくれると思います。
普段のスキンケアにこの一品をプラスするだけで、何かが少しずつ変わるような感じがします。これからも使い続けてみて肌の基盤が整うと、この美容液の働きがより感じられるかな、と。(A反応もそのうち収まるでしょうし…)
肌の調子がいまいちでお悩みの方は、この美容液を試してみてはいかがでしょうか?
ではまた!