2月12日阪神4Rのメイクデビュー阪神にセラフィックコールが出走しました。
デビューまでのセラフィックコール
この仔は一口馬主初年度に持ったシャンドランジュの2番仔です。
去年の4月にオステオコンドローマ(骨軟骨腫)の手術をしてデビューが遅れていました。
早い馬なら6月にデビューするというのに、4月に舎飼(運動を控えて馬房で安静にしてること)でしたからね…。
ただただ予後の近況更新を待つしかありませんでしたが、新馬戦の期間に間に合わないのでは?!と思ったこともありました…。
しかし!
12月にはゲート試験に受かるまでになり、一度外厩に戻ってデビューに向けての調整を経て、年明けには再入厩。
そして迎えた待望のデビュー!
パークウインズ中山競馬場
デビュー戦は阪神競馬場。今回はパークウインズ営業中の中山競馬場へ行ってきました。
前週の府中に続き連続の競馬場でしたがこっちもウイルス流行ぶり、でも開催がないので人がいませんでしたねぇ…
特に府中で目立った若いカップルや友達同士で来ているギャル、小綺麗なお姉さんは全く居ません。
たまに若いお兄さんたちはいましたがそれもすごく少なかったです。
じゃあどういう人たちが来ていたのか…
競馬を習慣にしている、「馬が見られようが見られなかろうが毎週来ている」って感じのおっちゃん達。
とはいえ、おいさんも心はおじいちゃん。
様変わりしてしまった府中競馬場の客層と違って、寧ろ違和感なく入っていけました。
いよいよ出走!
馬券おっちゃんに混じって、くわっと!目を見開いてモニター越しで観戦開始。
ゲートが開いた瞬間、頭を上げて鼻先が空を向いてしまう、あまり良くないスタート。
しかし、ムルザバエフ騎手に促されてダッシュで先団に取り付くと2番手まで位置を上げる。
その後、道中はそのままの位置で走り、残り600mの時点では先頭に並んで直線に向くとさらに加速。
どんどん後ろを突き放し、終わってみると8馬身差をつけた圧勝…!
はぁぁー…
こんな派手な勝ち方した仔初めてですよ…
(出資馬の最大着差勝利を調べたところ、最高で2馬身だった)
直線に入って「がんばれ、がんばれ」って言っていたはずが「うわーつよいぃー」になっていたです。
はい。
確かに、
「期待を持って(レースに)送り出します」なんてコメントが出てたり、
調教で乗ったムルザバ(エフ)騎手から誉められたり、
追い切りタイムが良かったり…
なんだかちょっと違う感じはしていましたが…
まさに圧勝!うれしい!
名血。”ヴの一族”
ちなみに、馬名のセラフィックコールとは「熾天使の宣言」という意味で血統登録機関に登録されています。
「天使の祝福を受けられるように」という馬名の母”シャンドランジュ“からの連想とのことです。
なお、父は”ヘニーヒューズ”、母父は”マンハッタンカフェ”、そして祖母は”ハルーワソング“。
ハルーワといえば大魔神佐々木選手の持つ”ヴの一族”の母である”ハルーワスウィート“が有名ですが、”ハルーワスウィート”は“ハルーワソングの娘”。
つまり母”シャンドランジュ”は”ハルーワスウィート”の妹です。
よって、ヴィクトリアマイル連覇の”ヴィルシーナ”、ジャパンC制覇の種牡馬”シュヴァルグラン”、秋華賞馬”ヴィブロス”の三きょうだいは“セラフィックコールのいとこ”にあたります。
遡れば名牝グローリアスソングに辿り着き、グローリアスソングからは他にラーイとシングスピールの名種牡馬兄弟など多数の活躍馬が出ている名血なんですよね。仔出しの良さから一旦輸出されるも買い戻されたダノンバラードやNHKマイルCのダノンシャンティも同じ母系から出ています。
グローリアスソングの孫、お兄さんたちも重賞馬というのが魅力だった母シャンドランジュ。
しかし、シャンドランジュ自身は中央で未勝利、地方でも2戦して勝てず繁殖入り…(2017年引退)。
それから数年。
長い時間とアクシデントを乗り越え今日、その息子セラフィックコールがデビュー日を迎えることができましたわけです(涙)
父はストームキャット系のダート種牡馬。
基本ダート馬は申し込まないのですが、それを承知で申し込んだのはひとえにシャンドランジュの仔だったから。
なお、申込時はキャロットクラブの醍醐味の一つである母馬優先権をつかいました。
あと40%もセラフィックコールは残している
とりあえず一つ勝てれば未勝利戦終了での足切りには遭わず、馬の成長ペースにも合わせてレースも選んでいけるのでまずは一安心です。
この先どこまで活躍できるかわかりませんが、
「まだ幼いところがあって60%しか力を出せていない」
なんてムルザバ騎手がコメントしていました。
60%で8馬身…末恐ろしい仔。
とはいえ、
今はゆっくり疲れを癒して次走につなげてほしいです!
2014年から始めた一口馬主。
今年は10年目。
願わくば「天使の贈り物」的な活躍馬になってくれますように!
ではまた!
※愛馬の情報に関しては、クラブから許可を得て掲載しています